とあるオケのリハーサルを見学してきました。
まず、前提として、残響感はほぼ無いただの個部屋でした笑
そのおかげで音がそれぞれよく聞こえ、パート毎の旋律も理解できました!
新鮮だったのが、いつもオケは見に行く立場だったので、
左にコンバスとかチェロがいるの等、位置関係が逆になるのが
とても新鮮でした笑
曲目は
大学祝典序曲/ハイドンの主題による変奏曲/悲愴
です。
この三曲を聴いていくにつれ、自分は大学祝典序曲が一番お気に入りのようです。
次が悲愴の第三楽章。ハイドンの主題による変奏曲はアレンジを楽しめてとても良いですが
ちょこっと退屈ですね笑
最初はハイドン~から始まり、まず一曲を通して演奏してました。
その後に頭から順にダメ出しをしていく感じですかね。
印象に残ってるのは賛美歌なのでそういったアーメン終始や、喜びの表現、
楽器演奏のニュアンスを大変大事にしていることが伺えたことです。
ブラームスの楽曲の全体の印象はかなり丁寧に、密度濃く、でした。
また、ダメ出しの4割はおそらく音価、デュレーションについてで、4分を4分、8分を8分と
その感覚めいいっぱいをきらびやかに聴かせるという事が重要なようです。
その際ちらりと、ブラームスはお客様にその曲の拍を判断させる?といったような事を聴きました。
例えば6/8なのか3/4なのか、といった判断をお客様に委ねるようなことです。
それが顕著に出ているのがブラ2のようです。
もちろんシーンにもよるのでしょうが、そういったシーンもあるということだと思います。
指揮の方が指摘する大体は演奏ニュアンスについてですが、それだけでもお腹いっぱいになるほどの
内容で大変満足しております。楽譜に対するアプローチや、そこに関係する音価について、大変考え方の
参考になりました。
基本的には三曲とも最初に通して、頭から、といった感じで進行していきました。
後、悲愴の管楽器の音が伸びるシーンでテンポを落とす。といった場面があったのですが、
DTM的にもなるほどと思いました。音の伸びでテンポ感が落ちたような、という表現方法は
使える!と笑
メロディの歌心についても大変熱く語っておりました。
1小節フレーズ、2小節フレーズで、アプローチも変わってくるよ、と。
DTMをやっていると陥りがちな思考なのかもですが、
MIDIのある箇所が演奏だ、ではないということを痛感しました。
休符も演奏だ、という認識に変わりました。(そりゃそうだw)
最後に、好きなシーンとそうでないシーンがあるかもしれませんが、全部好き、という
ニュアンスで演奏することが大事、というのを、とても印象深く覚えてます笑
まだまとめきれてませんが、徐々に消化していきたいと思います。
凄く楽しかったです!
コメント