雑多音楽

リシャール・ガリアーノのソロとトリオのライブを見てきました!ブルーノート

21日の恵比寿のソロと、22日のトリオ第一部を見てきました!

セトリはもう文句なし!なんならプレイも最高でした。
全員が満遍なく上手く、引き立てあっておりました。

ガリアーノはおちゃめさんで、曲をなかなか終わらせないのでギターの人が
タイミングを測ってるのが伝わりました笑

そして今回の構成は左からウッドベース、アコーディオン、アコースティックギター、という並びでした。

演奏的にはアコーディオンとギターが同じようなことを出来る楽器なので、交互に役割を
変えていくんだろうと思っていましたが、そのとおりではありつつも、度肝を抜くプレイングに大満足。

安定したベースに、超手数の多いお茶目アコーディオン、そしてバカテクのウマウマギター。
正直まじでギター上手くて唸っちゃいます。

以下、メモをとったこと。気になったことなど。

■アコーディオンについて

今回のアコーディオンはボタン式でした。いくつかの奏法が実際見てみて面白かったのでメモ。
アコーディオンの蛇腹は水平に動くことは全くなかったです。それは実際見て、ああそうなんだと気が付かされました。

トリルやトレモロにはいくつかの選択肢があり、
1、一つのボタンを押しながら、もう一つのボタンを連打する
2、あるボタンとそのオクターブにあたるボタンを交互に弾く
3、左手の手をバタつかせて音を揺らしつつ右手を演奏する

などなど、多様なプレイが見れました。基本的にはどこかの指を軸にして演奏するトリルが多目でした。

なんでか原理はわからないのですが、ビブラートにもいくつかの種類があり、
1、左手側の手を仰ぎ、ビブラートを発生させる
2、右手側を体を揺らすような感じでビブラートを発生させる。

3、なんとその合せ技で、複雑なグルーヴや連符感を表現することができる。
(いや、本当驚いた)

といったように、ガリアーノのアコーディオンプレイは様々な技術が複合されており、
とてもとても素晴らしかったです……。

また、実はグリッサンドが非常に有用なようです。
曲の合間合間にボタンを一列スライドすることでグリッサンドが出来るのですが、
頻出していたので手に対する負担はあまりないのでしょう。素晴らしい。

おそらくなのですが、アコーディオンは閉じている状態がホームポジションなんですね。
演奏の節目などでは絶対に閉じていたので、これはそうした方が良いのでしょう。

あとアタックの強い刻みのとき、蛇腹は押すのではなく、引いているケースが圧倒的に多かったし、
押しているときはなめらかな音価の場合が多かったです。

そしてこの蛇腹の送風の音を、一曲だけなのですが、曲の効果として取り入れているシーンもあり、
それを見て、なるほど、こういうのもアリだな!って思ったり……w

ガリアーノは基本的におちゃめさんでした。

21日のソロライブでは、「サイレントプリーズ……」と言ったものの二階には伝わらず、
演奏を一旦中断し、どこかへ行ってしまうというハプニング。
そしてその後ガリアーノはすぐ戻ってきて「ジョーク」と言いました。

でも正直、半分くらいは本気だっただろ?!って思いました。
実際お食事どころとはいえガリアーノを、BGMにしてしまっていたのですから。

本当静かでないだけで楽曲の受け取り方が変わってしまうことがあって、
実際自分は結構まじでジョークじゃなかったんじゃないかなって思います笑

がしかし今日のライブでもお茶目さんだったので、本当にジョークだったのかなって
今日ライブ終わった直後そう思いました笑

 

いいライブだった。

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