記念すべき記事100個目はcubaseロジカルエディタとマクロの記事となります。
まずは表題の通りMIDICC挿入系のロジカルとマクロです。挙動を見てみましょう。
今回はCC1、つまりmodulationに関して値90を、MIDIの頭と後ろに挿入します。
上記の通り挿入されます。その後は頭の方だけ選択し、部分で調整が可能です。
※必ず終わりまで読んでください。メリット・デメリットがあります。
まずは内容から。ロジカルエディタは以前も使ったCC挿入系ロジカルです。
上段が選択イベントに関してという内容。いつもどおりですね。
下段はタイプ:コントローラーを入れることにより、値1がCCに関する内容へとなっております。
つまりCC1番modulationを指しております。※ちなみにこの設定は上段でも絞り込み可能だったと記憶しております。
そして値2がCCの値となります。更に機能は変換ではなく挿入を使います。
つまりCC1に90を挿入する、というロジカルです。
マクロはこのように組みます。
Locators to Selectionでまず選択したMIDIにロケーターを固定します。
その後に右ロケーターへ移動します。
この段階で、疑問を浮かべた方は多いと思います。なぜならロジカルを実行する前に
ロケーター移動しているため、MIDIの頭では挿入できないのではないか、と。
どうもこのあたりマクロの不具合なのか、基本的にマクロは上から順に実行されてるのですが、
一連の流れの解釈のせいか、同時実行されてる節を感じます。
挿入ロジカルを組み込むことにより、Locators to Selectionで選択される選択イベントが、
CC1にフォーカスされます。その結果ロケーター範囲がCC1の範囲になる?ということが起こっているのか、
ともかくややこしいことになってます。極端なことを言えば不具合です。
なので上からLocators to Selection、右ロケーターへ移動、ロジカルプリセット、のあとに
Locators to Selectionを再度設定しております。これまた不思議なことにこれで正しい挙動になります。
このあたりの順番に関しては検証がいるかも知れませんが自分は今の所やりません。
そして4番目までのコマンドをマクロで組むと、カーソル位置がMIDIの右側に来ます。
が、しかし、フォーカスされているイベントはCC1の頭に挿入されたものとなります。
なので、フォーカスされているイベントをコピーし、現在位置のカーソルにペーストします。
これでMIDIの前後にCCが挿入されるという寸法です。
メリットはざっくりした表情付けなどが楽になります。また、色々なCCに応用できます。
デメリットはコピペなどをするため、複数選択し同時実行ができないという点です。
また、発音をMIDI単位でいじるため、例えばエクスプレッションなどを指定しての
残響処理に段差ができてしまいます。
一長一短ですが、コマンド好きな方は組んでみてはいかがでしょうか。
以上で記念すべき100個目の記事とします笑
また、このコマンドの改良などありましたら、ぜひ共有してください。
よろしくおねがいします。
コメント
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「MIDIの」ではなく「MIDIノートの」が正しい表現です。気が向いたら次回更新時に修正をおすすめいたします。