以下がコマンドの詳細になります。
※命名はご自由に
内容を説明します。処理内容は以下
・一番先頭のトラックを選択する
・トラックの長さでロケーター範囲を取得する
・インプレイスレンダリング(レンダリング設定は各々で)で書き出し
・一番先頭のトラックを隠す
・書き出して追加されたトラックも隠す
こういった処理内容になっております。
これをマクロで何回か組んで、順繰りで処理を一括で実行できます。
そして書き出し終えたら隠したトラックを表示させます。
インプレイスレンダリングで追加されたトラックにはStereo_outと
命名されているので、名前にStereo_outを含んだトラックを
(アクティブプロジェクトの)ロジカルエディタで一括で削除します。
上記の処理は書き出しの後に一緒にコマンドに組み込んでも良いかもしれません。
処理を分けるかはお好み。
注意点としては、一番先頭のオーディオトラックを選択する処理をしているため、
先頭がオーディオトラック以外だと実行されないです。
もうちょっと詳しい解説
■一枚目の画像について
一枚目のアクティブプロジェクトのロジカルエディタの画像が先頭のトラックを選択する処理になります。
2回実行しないとオーディオを選択できません。ポスト処理で次のトラックを選択、のような指示を入れてます。
これがないと正常に動きません。
上の段では先頭のトラックを条件で絞り出してます。
親オブジェクトというのが一番先頭に対し選択させるコマンドだと思われます。
もしかしたら
オーディオorトラックand親オブジェクトは
オーディオandトラックand親オブジェクトでも
問題ないかもしれません。
ポスト処理で選んだイベントを利用し、ニ回実行することでトラックとオーディオ両方を選択させます。
ロジカルエディタの処理内容は選択にします。
■ニ枚目の画像について
レンダリングしたトラックにはStereo_outとして命名されてます。
同様の文字列を含むトラックを削除するロジカルエディタとなっております。
処理を実行した分だけレンダリングされたトラックがプロジェクト内に溜まってしまうため、
後でレンダリングで内部に生成されたトラックを取り除きます。
上記の処理もあるためレンダリングの設定は個別で設定する必要があります。
マスターを通して書き出し、32floatでデスクトップに生成する、といった形で自分は設定してます。
■三枚目の画像について
一番最初に説明した通りの処理を実行しております。
これで一セットです。
■四枚目の画像について
先頭のトラックを書き出しては隠し、隠す事によって先頭のトラックを入れ替えてます。
なので処理が終わった後で全トラックを表示させ、
レンダリングされたトラックは上でも説明したロジカルエディタ処理で取り除きます。
■補足
ちなみにマクロは同時実行ではなく、
コマンドを上から順番に実行する処理です。
マクロの内部にはマクロで作ったコマンドを仕込むことができます。
なので上記のコマンドを作って1個のマクロにしたら、
新しくマクロを作ってそこに上記で作ったマクロをぶち込んであげることで
処理回数を増やせます。
一番上にトラックを配置することを起点にコマンドを作っているため、
上から順にオーディオファイルを並べないと挙動が正しく実行されない可能性があります。
プリプロセス、ポストプロセスにお好みのコマンドを入れることで、
ロジカルエディタ上にもマクロ処理と同様の仕組みを入れることができるっぽい。
一個のプリセットであれこれできるのはちょっとだけ嬉しい。
マクロ組んでもできるだろうけど。
■使い所としては…
マスタリングする際、トラックを並べた時にロケーター範囲をいちいち取得して、
例えば10トラック10回手動で書き出すのはなんかめんどくさいなと思ってコマンドを作ってみました。
もしデフォルトでこういう機能があったら教えて下さい。
それもまた成長なので……ッ!
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